道路沿いに張り出した枝木の伐採作業。
平らで広い場所であれば、高所作業車を使う方法もあります。しかし、林道や山間部では、道路が狭く、斜面も急で、高所作業車を設置できない場所が少なくありません。
さらに、人が斜面へ入ってチェーンソーで作業するとなれば、転落や伐採木との接触など、さまざまな危険が伴います。
そこで本陣水越が活用しているのが、タイヤユンボ×チルトローテータ×フェリンググラップルです。
機械のアームを伸ばし、道路上から対象となる枝木をつかんで切断します。作業員が不安定な斜面や枝先まで行く必要がなく、切った枝木も機械で保持したまま、安全な場所へ移動させることができます。
「人が頑張る仕事」から「機械に任せる仕事」へ
これまでの建設業では、作業条件が厳しいほど、最後は人の経験や体力に頼らざるを得ない場面がありました。
しかし、人手不足が進むこれからの時代に、危険で負担の大きい作業を、いつまでも人の頑張りだけで支え続けることはできません。
これは私の解釈ですが、機械化とは単に作業を速くすることではありません。
人が危険な場所へ入らなくても仕事ができる環境をつくり、経験豊富な作業員を守りながら、少ない人数でも質の高い施工を続けられる会社に変えていくことだと思います。
そして、一台の重機を、一つの仕事だけに使わない
油圧ショベルは、「土を掘るためだけの機械」ではありません。
アタッチメントと機械の特性を組み合わせれば、掘削、積込み、法面整形、伐採、枝払い、災害対応など、活躍できる仕事は大きく広がります。
機械の価格だけを見れば、決して安い投資ではありません。しかし、その機械でできる仕事を増やし、年間の稼働日数を高めることができれば、投資の意味は変わってきます。
高い機械を買うのではなく、これまで受注できなかった仕事を獲得するための「新しい施工能力」を会社に導入する。
本陣水越は、そう考えています。
建設業を、もっと安全に。もっと自由に。
新しい機械を導入するだけで、すべての課題が解決するわけではありません。
現場条件の確認、機械の安定性、周囲の立入管理、切断した枝木の落下範囲などを十分に検討し、機械に適した作業計画と安全管理を徹底する必要があります。
そのうえで、機械に任せられる仕事は、できる限り機械に任せる。
本陣水越はこれからも、ICT施工や新しい建設機械を実際の現場で活用しながら、安全性と生産性を両立できる施工方法に挑戦してまいります。
人が危険な場所へ行かなくても、仕事ができる。
そんな建設現場を、一つずつ増やしていきます。

